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monsirouのガイア戦記

地球上の全ての生き物が暮らしやすい世界の実現を目指しています。環境問題を中心とした生活情報、購入した商品のレビュー記事など、日頃感じていることを独断で綴ったブログです。
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カーボンオフセット付き商品を買うべきか?
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旧タイトル:monsirouのお買い物戦記 第2章
詳しくは、ブログ名変更のおしらせ をご覧ください。
このサイトはリンクフリーです。
東北地方太平洋沖地震に被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。
当方に直接的な被害はありませんが、東京電力区域内であり節電に努めるため、パソコン使用についても必要最小限に控えております。
ブログの確認にも時間を要しますが、ご了承ください。
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2010年10月に、「財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWF ジャパン)」に入会しました。

WWF とは?
WWFは、約100カ国で活動している地球環境保全団体です。1961年にスイスで設立されました。地球上の生物多様性の保全と、人の暮らしが自然環境や野生生物に与えている負荷の軽減を柱として活動しています。現在、特に力を注いでいるのは、森や海などの生態系を保全すること、木材や魚介類など、自然資源の利用を持続可能なものにすること、地球温暖化を防ぐこと。WWFのサポーターになることは、今すぐ、誰もが始められる環境保全です。人と自然が調和して生きられる未来を築くために、ぜひあなたの力を貸してください。

WWF ジャパン

活動内容を見て、これほど今の自分の考えにピッタリな団体があったのかと驚き(今更ながら気付いたというべきでしょうね)、早速入会の手続きをしました。
現在収入が安定していないために、会費は一般会員として一番小額の5,000円/年を選びましましたが、末永く続けていければと思っています。
なお、余談ですがWWF ジャパンは特定公益増進法人の認可を受けているため、会費は寄付金扱いとなり税法上の優遇措置が受けられるとのことです。
興味を持たれた方は、一度ホームページをご覧になってみてください。

WWF会員証

届いた会員証はシンプルな紙製でしたが、割引施設の利用時に使用するくらいで持ち歩く機会は少ないと思いますし、毎年更新されるようなので特に問題なし。
むしろ、環境に配慮された会員証でWWFらしく、好ましいと感じました。
・ニックネーム:monsirou
・性別:男性♂
・住んでいるところ:東京都(の辺境)
・年齢:アラフォー(独身)結婚暦なし
・好きな言葉:『世界初』
・patagonia パタゴニア さん の製品がお気に入りです。
・ナショナル ジオグラフィック日本版 を創刊号より購読しています。
・左利き(何故か字を書くことのみ右)
・興味の有ること:地球環境の保護、未知なる世界の話題
・趣味:モノを作ること、模型製作。
・愛車:ブリヂストン モールトン BSM-R9(自転車)
・好きな映画:アポロ13
・夢:地球上の全ての生き物が暮らしやすい世界を実現すること。
・好きな(憧れの)女性:(50音順)
 首藤 奈知子 さん(NHKアナウンサー)、鈴木 菜穂子 さん(NHKアナウンサー)、森本智子 さん(TV東京アナウンサー)
・好きな俳優:トム・ハンクス さん
・プロフィール写真について:

モンシロウ 090602

 我が家の愛犬、モンシロウです。パピヨンの♂です。
 2003年5月24日生まれ
 名前はモンシロチョウからつけました。
・応援しているプロ野球球団:中日ドラゴンズ(一筋)

<年表>
・2006年7月22日より、楽天ブログにて『monsirouのお買い物戦記』(現在は削除) を始めました。
詳しくは、バックナンバーの2006年7月22日2006年8月4日 をご覧ください。
2007年7月5日 、ブログをFC2に移行する準備を始める。
2007年8月1日、『monsirouのお買い物戦記 第2章』というタイトルで当ブログの本運営開始。
・2009年1月1日 人生の重大な岐路に立つ...
2010年8月7日、この世で一番大切な存在に気付く。
・2010年10月、WWF ジャパンに入会しました
2010年12月12日、ブログ名を『monsirouのガイア戦記』に変更。
・2010年12月13日、自己紹介をVer.2に更新。なお、旧バージョンも記録として残してあります。
2010年8月7日の記事を書いて以降、地球環境保護の為なるべく買い物をしないように生活スタイルを変えました。
このブログは、

monsirouのお買い物戦記 第2章
自分の買い物の歴史を記録している買い物日記。購入した商品やコレクション、おすすめ品、プラモデルの作例をレビュー記事で紹介しています。

というタイトル、内容で2007年7月5日から続けてきましたが、結果として現状では買い物をしない買い物日記となってしまいました。
もちろん今も買い物はしていて、購入した商品のレビューは続けていきたいと思っていますが、「いつ何を買ったのか」がメインの買い物日記ではなくなった以上、タイトルから「買い物」を外すことを考えました。
そもそも、買い物日記という形式をとっていたのは、買い物の記録と同時にアフィリエイトで利益を上げたいと思っていた為でもありました。
買い物日記が、アフィリエイトを用いた商品の紹介に適していると自分なりに思っていたのです。
ですが自分がなるべく買い物をしないと決めたのに、商品が売れることを主たる目的として記事を書くことは、矛盾を感じずにはいられない。
また、自分の現在の興味が「買い物」から「地球環境の保護」に移ってきました。
今一番興味のあることを記事にしたい。
それにはあまり深く考えずに、興味のあることを中心に記事を書く形式で良いと思いました。
そこで改めて考えた結果、

monsirouのガイア戦記
地球上の全ての生き物が暮らしやすい世界の実現を目指しています。環境問題を中心とした生活情報、購入した商品のレビュー記事など、日頃感じていることを独断で綴ったブログです。

これで行こうと思います。
新規にブログを始めるのではなくて、このブログを改名して引き継ぎます。
自分の歴史を記録している点で、買い物をしていた過去があって環境問題を気にする現在があるというのも有りかと、都合良く解釈しました(笑)。
単に複数ブログの運営が面倒なのと、ただでさえ低いブログの更新頻度が、記事が分散することで更に低くなるのを避ける為でもあります。
テーマの都合上、記事を書くのに時間がかかり不定期更新になることが確実な事情もありますし(^_^;)。

というわけで、当ブログはただ今をもちまして「monsirouのガイア戦記」と改名しましたので、よろしくお願いします。
セールス電話帳
0423570666
がん保険で有名な外資系保険会社からのセールス電話でした。
2010年12月時点
セールス電話帳
0423101567
がん保険で有名な外資系保険会社からのセールス電話でした。
2010年12月時点
前回 からの続きです。
カーボンオフセット年賀が、製造や配達段階できるだけ二酸化炭素の排出量を減らすべく努力されたものであるかどうかをみてみたい。

日本郵便のWebサイト 年賀はがき 商品のご案内|郵便年賀.jp (外部リンク)を見る限り、通常の無地タイプのはがきとの違いは薄い緑の模様が入っている程度で、紙の素材が違うなど製造上の違いはないようだ。
同じ日本郵便のWebサイト カーボンオフセットはがき (外部リンク)を見ても、Q&Aの1番に『「カーボンオフセット年賀」や、かもめ~る「カーボンオフセットはがき」は、葉書の製作や配達によって排出される温室効果ガスをオフセットするものではありません』とあることから、製造や配送は通常のはがきと全く同じであり、二酸化炭素の排出量は減っていないと推察できる。
現状では、残念ながらはがきの製造・配達段階では二酸化炭素の排出量を減らす努力がされているとは思えない。

「地球温暖化防止はがき」というのであれば、
環境に配慮されたFSC森林認証紙を使う。(FSCとは森林管理協議会の略称)
普通のはがきと同じ紙を使うのであれば、厚さを薄くして材料を減らす。
はがきに色を付けるくらいなら、多少黒ずんでもよいので漂白剤の使用量を減らす。
印刷に石油系溶剤を含まないノンVOCインキを使用する。(VOCとは揮発性有機化合物の略称)
配達に、グリーン電力で充電した電気自動車、電動バイクや自転車を使用する。
など、まだまだ努力することはあると思う。

これらを実施した結果として、販売価格が上がっているのなら購入の検討に値する。
だが現状は、5円の寄付金が上乗せされた普通の年賀はがきなのである。
上乗せされた5円は何も一度日本郵便に預けなくても、地球温暖化防止を推進するプロジェクトに直接寄付をすればよい。この方がプロジェクトを自分で選ぶことが出来るし、時間もかからず合理的だ。
現状で製造段階での二酸化炭素の排出を減らそうとするのなら、出す枚数を減らすしかない。
10枚出していたのを9枚にすれば、1枚分の二酸化炭素の排出を減らし(オフセットなどではない、本物の削減)、同時に50円を寄付にまわせる。
上乗せ分の50円と合わせて100円を寄付すれば、総額も寄付金もカーボンオフセット年賀を10枚買ったのと同じだ。

よって今回、自分は通常の年賀はがきを購入した。
なお、寄付についてはカーボンオフセットに関係なく実施済みなのであるが、その話は別の機会に。

環境に配慮された紙製品の例
環境に配慮された紙製品の例:patagoniaの無料カタログと、送られてきた際の封筒

<参考関連サイト>
FSCについて|WWFジャパン (外部リンク)
森林管理協議会 - Wikipedia (外部リンク)
大豆インキ - Wikipedia (外部リンク)
最近、「カーボンオフセット」することをうたった商品やサービスが増えてきている。
カーボンオフセットの付いた商品やサービスを消費者が購入・利用すると、温室効果ガス(自分の調べた限り、ほとんどが二酸化炭素 CO2)を一定量オフセット(相殺)することができるというものだ。
中には、オフセット料金を上乗せしていることを明示している商品や、オフセットそのものを直接現金購入できるものまである。

今回自分がこの記事を書くきっかけになった商品が「カーボンオフセット年賀」だ。
これは通常の年賀はがきに5円のオフセット料金(日本郵便では、これを寄付金と称している)が上乗せされて、55円で販売されているもので、この5円に日本郵便が同等額のマッチング寄附金を加え、つまりはがき1枚につき10円が排出権購入にあてられる。
この寄付金が地球温暖化防止を推進するプロジェクト(森林再生や自然エネルギーを用いた発電所の建設等)に用いられることによって、はがきを買った消費者は地球環境に貢献できるという仕組みだ。

と、ここまでの説明ではなかなか良い商品のように感じる。5円の上乗せがやや気になるものの、そのお金は地球温暖化防止のために使われるのだから決して無駄ではない。
では地球環境を守るために行動すると決めた自分は、通常の年賀はがきよりもカーボンオフセット年賀を選ぶべきなのだろうか?
年賀はがきに限らず、カーボンオフセット付き商品を積極的に買うべきなのか。
カーボンオフセット付き商品が売れれば売れるほど、本当に地球環境が良くなるのか。
・・・何か違和感がある。
そもそも「カーボンオフセット」はそんなに地球環境に良い手段だったっけ?
というわけで、真剣に検討してみた。

まずは「カーボンオフセット」について知らなければ始まらない。

カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。
環境省>地球環境・国際環境協力>カーボン・オフセット (外部リンク)より抜粋

カーボンオフセットとは、人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などによって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動の総称である。
発生してしまった二酸化炭素の量を何らかの方法で相殺し、二酸化炭素の排出を実質ゼロに近づけようという発想がこれら活動の根底には存在する。
一般にカーボンオフセットをする流れは前後を含め以下のようになる。すなわち、
1.特定の活動(省エネルギー活動など)によって、排出される二酸化炭素の量を削減する努力をする
2.その上で、やむを得ず排出される二酸化炭素の量を算出する
3.その算出された二酸化炭素の量をオフセット(相殺)するために、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業を実施する。
カーボンオフセット - Wikipedia (外部リンク)より抜粋

以上から、カーボンオフセットでは二酸化炭素はいったん地球上に排出されるのだけれど、オフセット(相殺)することで排出した量をゼロとみなしているわけである。
このやり方では、地球上の二酸化炭素の総量は削減されない。新たに出している分を打ち消しているだけなのだから当然である。
もっとも、二酸化炭素がまったく削減されていないわけでもない。
商品やサービスを提供する企業は、カーボンオフセットをする際に、まずはじめにできるだけ二酸化炭素の排出量が減るよう削減努力を行っているはずだからである。
削減されているのは二酸化炭素の総量ではなく、新たに排出される量の一部なのだ。
同じ商品を提供するのに、製造段階で少しでも排出量が減っているのならば、その商品は他の商品に比べて地球環境に配慮された商品だといえるだろう。

次に、カーボンオフセットの量が多いとはどういうことなのか。
京都議定書で各国に設定された温室効果ガスの削減目標の未達分を埋め合わせるため、温室効果ガスは証券化され「クレジット」として取引されるようになったのが、排出権取引だ。
これは排出枠が余った国や企業と、排出枠を超えて排出してしまった国や企業との間で取引する制度である。
排出権を購入することとは、排出枠が余った国や企業が排出するかもしれなかった二酸化炭素の量を購入しているのである。
実際には排出されていない二酸化炭素の量をいくら購入したところで、地球環境にはあまり意味をなさないのではないかと思う。

「カーボンオフセット」、なんとも巧妙なキーワードである。
「カーボンオフ」までで、誰もが二酸化炭素削減をイメージすると思う。その最初のイメージが強力で、後に続く「セット」には関心が向かないのだ。
また、二酸化炭素相殺などと日本語化したら、本来の打ち消しの意味が表に出てしまって今ほど良いイメージは持たれないはずだ。
こんな良いイメージを持った言葉を、ビジネスの世界が放って置くはずがない。
企業にとっては、自社の商品をなるべく多く消費者に買ってもらいたい。
今の消費者は環境意識が高い。
ならば商品を売るためには、自社の商品がいかに地球環境に配慮しているかをアピールすればよい。
その手法の一つが「カーボンオフセット付き商品」なのである。
カーボンオフセット付き商品は、自分の消費行動を通して社会に貢献したいと思っている消費者に対する、わかりやすい広告戦略なのだ。
「この商品を買うことで、○kgの二酸化炭素をオフセットできます」といった表示を見た消費者は、
この商品を買うことで、二酸化炭素が削減され、地球温暖化防止に貢献している と連想する可能性が高いし、
商品を発売している企業自体にも、地球温暖化防止に積極的に取り組んでいる企業である といった、良いイメージを持ってくれるかもしれない。
オフセットするための費用は、自社負担する場合は広告費であるし、上乗せされている分なら消費者が負担してくれるのだからゼロで済む。
そしてその広告費用が、最終的には「寄付金」として植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などに寄付されるのだ。
企業にとってみれば、実にオイシイ広告販売戦略ではないか。

地球温暖化を防止するためには、二酸化炭素の排出量そのものを減らさなければならない。
そうするために消費者がとれる一番効果的な手段は、できるだけ商品を買わないことである。
どんな商品も製造段階で二酸化炭素を排出してしまうのだから、そもそも作られる量を減らせばよい。
次に、製造段階でなるべく二酸化炭素を排出していない商品を選んで買うことだ。
地球温暖化防止に積極的に取り組んでいる企業であれば、商品に表示するのはカーボンオフセットされる二酸化炭素の量などではなく、その商品が製造される段階で同等の商品に比べてどのくらい二酸化炭素の排出が減っているのかどうか なのである。

結論:
消費者が商品を購入する際に見るべきなのは、その商品やサービスが製造・提供される段階で、できるだけ二酸化炭素の排出量を減らすべく努力されたものであるかどうか であって、カーボンオフセット付きなのかどうかはあまり関係がない。

では「カーボンオフセット年賀」を例に、環境に配慮された商品とはどうあるべきなのかを述べてみたい。

次回に続く